あらすじ
伯爵令嬢ケアリーは不幸だった。
彼女の周りでは両親をはじめとし、立て続けに人が死んでいった。
両親を失い、新たに伯爵となった叔父と義母妹達と暮らすことになるが、義家族達は不幸だったケアリーを『呪われている』と周りに言いふらし、やがて皆がケアリーを呪われた娘として恐れるようになった。
そんな中、公爵令息クリフォードだけが言う。
「君と接する時間は、生きている実感があるから……悪くないと思うんだよ」
自分のせいで死ぬとは言われ続けたケアリーだが、こんな風に言ってくれる人に出会ったのは初めてだった。
また、クリフォードは、義妹がケアリーを陥れようと言いがかりをふっかけた現場に駆けつけ
「彼女の呪いの話は嘘なのだろう?」
ケアリーの悪評を広めた者達を責め始めるのだった。