あらすじ

「あなたの誇りになれて、嬉しい。地上に、青い空がありますように。」 「ご報告します。敵個体の殲滅を完了しました。ところで……貴官のお名前は何とおっしゃいましたか?」 魔術と科学の融合によって滅亡した世界。 安全な城壁の内にいる魔術師たちが、機械の少女たちを捨て駒(肉の盾)として死地へ追いやる中、 俺だけが古い小銃を手に、彼女と共に泥濘(どろみず)を這いずり回った。 第五世代決戦兵器、アストラペ。 魔力補給が不可能な彼女は、俺と交わした大切な『記憶』を燃やして動力とする。 俺を守るために剣を振るうたび、共に交わした約束も、俺の名前すらも白く消え去っていく。 これは後世の魔術師たちが科学を徹底的に排斥するようになった理由であり、 後に『第一次聖杯戦争』と呼ばれることになる、忘れ去られた世界の記録。 たとえ世界が滅びようとも、ただ一人のマスターを生かすため、 無数の死の螺旋の中で、自ら空っぽのガラクタになることを選んだ機械の少女の、最後の物語。 「あなたの誇りになれて、嬉しい。地上に、青い空がありますように。」

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/03/22
  • 現在の作品Fate / Αστραπη(Astrape)