あらすじ

これは、欲望の「取扱説明書」ではない。「警告書」だ。 快楽の頂点に、本当の幸福はあるのか? 史上最悪の主人公が、あなたの人生の「最高の教師」になる。 エロスの皮を被った究極の人生哲学書、ついに解禁。 『肉蒲団』は、今から約400年前、中国の明王朝末期に書かれたとされる長編小説です。作者は「李漁(りぎょ)」という人物が有力視されています。 物語は、「未央生(みおうせい)」という才能ある書生が、「この世で最高の性豪になる」という野望を抱き、様々な女性との関係を遍歴する旅に出るところから始まります。その性描写はあまりにも露骨で過激であったため、中国では長く「四大奇書」ならぬ「四大禁書」の一つとして、時の権力者から何度も発禁処分を受けてきました。 しかし、この物語がただのポルノ小説と一線を画すのは、その根底に「因果応報」という仏教的な思想が色濃く流れている点です。主人公が犯した過ちは、巡り巡って必ず自分自身や家族に悲劇となって返ってくる。快楽の頂点と、絶望のどん底をジェットコースターのように行き来し、最終的に主人公はすべてを悟り、仏門に入る…という構造を持っています。

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カクヨム
カクヨム2026/03/22
  • 現在の作品欲望の教科書 肉蒲団―史上最も過激な仏教的自己啓発書