あらすじ
「ゴミスキルだと? こいつは世界を破産させる最強の権能だ」
魔力消費1で現代の百円均一商品を召喚できるスキル【100均召喚】。
「安物のガラクタしか出せない無能」と蔑まれ、一文無しで路地裏に捨てられた俺。
だが、異世界の住民は知らなかった。
現代科学の結晶である『100円のレトルトカレー』が、宮廷料理を凌駕する麻薬的な美味であることを。
『100円の結束バンド』が、解除不能の拘束具として騎士団を無力化することを。
そして――俺が召喚した品物は、30日経てばこの世から跡形もなく消え去ることを。
「その便利さが忘れられないか? ならサブスクリプション(継続課金)の時間だ」
一度でも俺の「100円」を味わった者は、二度と元の不便な生活には戻れない。
俺を裏切れば、使っている道具も、胃袋の中の栄養も、すべてが「期限切れ」で消滅する。
商業ギルドが10万ゴールドで売る鉄鍋を、100円のフライパンで駆逐。
工業ギルドの秘蔵金庫を、100円のヘアピン一本で解錠。
王位も政治も興味ない。俺はただ、100円のガラクタで世界を買い叩きたいだけなんだ。
「※この物語は、100円の安物で世界の常識を蹂躙する男の、極めて性格の悪い商売記録です」