あらすじ
若き武帝、燼陽(じんよう)が治める王朝の後宮は、寵愛と権力を巡る女たちの戦場だった。
だが1人だけ、たった1人、争わぬ妃がいる。その名を月蓮(げつれん)。奪わず、抗わず、ただ静かに微笑む白き花。そんな彼女を皇帝は自らの宮へと囲い込む。
「お前は戦わなくていい。争いは全て朕が潰す。」
それは保護か、独占か……。
月蓮を傷つけた者が現れた夜、皇帝の理性は崩れ落ちる。粛清、封鎖、隔離……
全てを燃やしてでも守ろうとする帝とそれでも彼の傍を選ぶ妃。
これはーー壊れかけた炎と、争わぬ白蓮の物語。
紅蓮の後宮で、囲われた愛は真実へと変わる。