あらすじ
「……お前は不味すぎる。――この世から消えてもらう」
最深部の悪魔アスモデウスを「解体」し、世界の境界を守り抜いた少年シュウ。
かつて「神託のゴミスキル」と蔑まれた生存特待生は、今や学園最強の英雄として卒業の日を迎えていた。
王宮からの破格の誘いも、彼には必要なかった。
シュウの望みはただ一つ。
「まだ見ぬ未知の魔物を狩り、愛する者たちと最高の晩餐(キャンプ)を楽しむこと」
相棒のドワーフ・ガストンが心血を注いで完成させた、超弩級の移動拠点『テツクズ・マークII』。
そして、シュウの包丁に胃袋と心を掴まれ、共に歩むことを決めた四人の乙女たち。
「シュウ、次はどこを喰いに行くの? ……私、お腹空いちゃった」
「……ふふ。私の千里眼でも、この旅の『美味しさ』に限界は見えませんわ」
「……ふん! 私の精霊魔法で、最高に焼き上げてあげるわよ!」
「……重力で逃がさないわ。……シュウも、最高の食材もね!」
獣人国、エルフ大森林、そしてドワーフの聖地へ。
一行は、迷宮の崩壊と共に溢れ出した「真の深淵」の謎を解き明かすため、世界を股にかけた『究極の美食ロードムービー』へと繰り出す!
知性ある「人型」は決して喰らわず、強大なる「魔物」のみを狩り、その命を糧に変える。
解体すればするほどレベルが上がり、食べれば食べるほど全員が規格外の最強へと至る。
「――さて、今日のキャンプのメインディッシュは何を喰おうか?」
伝説の「魔物喰い」が、卒業を経てさらなる高みへ!
今、世界を揺るがす「最高に美味い」旅が幕を開ける。