あらすじ
魔法がすべてを支配していた時代。
中央大陸最大の国家マギヤ王国は、強大な魔術師団と圧倒的な軍事力によって世界の覇権を握っていた。
しかし建国から二百年以上が経ったある年、王国は未曾有の大凶作に見舞われる。
干ばつによって農作物は枯れ、備蓄食料も底を尽きかけていた。食料確保のため周辺国へ援助を求めるマギヤ王国だったが、その圧倒的な国力を恐れていた諸国は次々と支援を拒否する。そして科学技術で急速に発展していた新興国家テフニカ王国もまた、その要請を拒絶した。
追い詰められたマギヤ王国は、ついに軍事的圧力によって食料を確保することを決定する。だがそれは、魔法を絶対とする世界と、科学技術によって新たな時代を築こうとする国家との衝突――後に 「マギヤ・テフニカ戦争」 と呼ばれる、文明の未来を決定づける大戦の始まりだった。