あらすじ

「書類にばかり口を出す嫌味な悪役令嬢など不要だ」と婚約者に切り捨てられ、王宮文書庫を追われた公爵令嬢セラフィナ。救援穀倉の認可書改竄を止めた直後、逆に責任を押しつけられ、婚約まで解消されてしまいます。ですが彼女は、封蝋の切り口、日付表記の癖、署名の崩れ、写本余白の差まで記した照合帳を残していました。過去に二度も正式報告を握り潰され、それでも記録だけは捨てなかったからこそ、今度は黙らず、王弟主催の公開審問で偽造認可書の差分を一枚ずつ示します。陰湿だと笑われた執念は、救援金を守るための運用力でした。審問後、セラフィナは王弟補佐官として迎えられ、照合表と二重確認規定を正式制度へ変え、差し戻し理由欄と教育手順まで整えながら、もう二度と「細かい女ひとりの負担」で済ませない文書庫を作っていきます。元婚約者の後悔より、仕組みが残ることを選ぶ物語です。

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小説を読もう2026/03/22
  • 現在の作品悪役令嬢として文書庫を追われましたが、偽造署名を暴いたので王弟補佐官になりました