あらすじ

ゴミの日に出し忘れたのは、昨日の記憶だった。 食べたものも、話した言葉も、帰り道も。 きれいに消えているのに、「何かあった」感覚だけが残る。 ゴミ捨て場には、半透明の袋が積まれている。 中で揺れているのは、誰かの一日。 笑い声。 食卓。 横顔。 ——そして、腐る。 人は忘れているんじゃない。 ただ、捨てているだけだ。 溜めれば重くなる。 捨てれば軽くなる。 じゃあ——残すのは、どっちだ。 これは、 「何を捨てて、何を抱えて生きるか」の話。

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エブリスタ2026/03/21
  • 現在の作品ゴミの日に、記憶を出し忘れた