あらすじ
大震災の津波で家族と故郷を失った青年・悠真。
十年の時を経て、彼は亡き父の旧車で海岸沿いの町へ戻ってくる。
復興した町はすっかり姿を変えていたが、
車の古いナビだけが、震災前の懐かしい地図を映し続けていた。
新しくできたトンネルを抜けたその先で、
悠真は失われたはずの「かつての町」と再会する。
そして辿り着いた自宅では、
家族と笑い合う“過去の自分”の姿があった――。
叫び、手を伸ばした瞬間、
光に包まれ現実へと引き戻される悠真。
変わってしまった町の中で、
彼は気づく。
本当に変わらない場所は、心の中にあるのだと。