あらすじ
高校二年の夏、主人公は幼なじみの少女に誘われ、町外れの小さな遊園地へ行く。そこで二人はメリーゴーランドに乗り、何気ない時間を過ごすが、主人公はそのとき初めて自分の恋心に気づく。しかし気持ちを伝えられないまま、彼女から突然「夏の終わりに転校する」と知らされる。
最後の思い出としてもう一度遊園地を訪れた二人は、再びメリーゴーランドに乗る。彼女は「好きだった」と告げるが、主人公は返事を言えないまま別れの時を迎えてしまう。こうして主人公の中で、終わらない想いだけが回り続けることになる。
それから数年後、社会人になった主人公は夏の夕暮れに再び遊園地を訪れる。過去を思い出しながらメリーゴーランドを見つめていると、そこに現れたのは、あのとき別れた彼女だった。二人は同じようにメリーゴーランドに乗り、止まっていた時間を動かすように、今度こそ本当の気持ちを伝え合う。
回り続けるメリーゴーランドのように、止まったと思っていた恋は終わっていなかった――
夏が来るたびに思い出す切ない別れと再会を描いた、涙と感動の恋愛ストーリー。