あらすじ
数千年の時を一人、古代遺跡ルピナスを守り続けてきた銀髪の少年エリス。
彼は退屈しのぎに、自身の防衛活動を外の世界へ魔法で配信していた。
冷徹な守護者として恐れられるエリスの前に現れたのは、
大陸最強の冒険者ギルドマスター、赤髪のレオン。
「よお、エリス! 今日も一段と綺麗だな! 今、会いに行くから待っててくれよ!」
罠を軽々と突破し、レンズ越しに愛を叫ぶレオン。
彼はエリスを配信で見た瞬間に魂を射抜かれた、運命の番だった。
「離せ。お前を殺すための罠は、まだいくらでもあるんだ」
「いいよ、殺されても。君のこんなに綺麗な瞳に見つめられながらなら、本望だ」
孤独なオメガの守護者と、彼を愛で溶かしたい最強アルファ。
数千年の静寂が、情熱的な愛の熱で塗り替えられていく――。
異世界ダンジョン配信から始まる、究極の溺愛オメガバース・ファンタジー、開幕!
※オメガバース設定に伴う特殊表現が含まれるためR15相当とさせて頂きます。
【登場人物紹介】
◆エリス
古代遺跡ルピナスを数1000年にわたって守り続けてきた、オメガの少年。
透き通るような白い肌と、魔力の残光を宿した銀色の髪を持つ。
外見は18歳程度の少年のままで止まっているが、その瞳には気の遠くなるような時間の重みが積み重なっている。
性格は冷静沈着で、外部からの侵入者に対しては容赦がないが、世俗の常識には疎い。
自分の感情を動かすことに慣れておらず、孤独を寂しいと思う心さえ、はるか昔に忘却していた。
◆レオン
大陸最大の規模を誇る冒険者ギルドの若きマスターで、圧倒的なカリスマを持つアルファの青年。
燃えるような赤髪と、意志の強さを感じさせる鋭い金色の瞳が特徴。
自由奔放で型破りな行動が目立つが、その裏では衰退する街の再興を願う熱い情熱を秘めている。
遺跡の防衛配信でエリスの姿を目にした瞬間、魂を射抜かれるような衝撃を受け、彼を「運命の番」だと確信した。
どんな拒絶や罠にも屈しない、底抜けに明るい強引さと深い優しさを持っている。