あらすじ
レスター・リドルは優秀な記者である。
王都一の新聞を牽引しているほどで、路地裏に棲む錬金術師が『賢者の石』を作製したという記事を各社がこぞって書き立てたときも、どの新聞社より優れた記事を書きあげた。
それから数年後。
新興の新聞社に発行部数を追い抜かれようとしていた『スタンダード』社は、かつて取り上げた〈路地裏の賢者〉への独占取材と、長期連載をレスターに命じる。魔術が廃止されつつある現代、民衆の関心はオカルトという意味での『魔術』にあった。
科学では解けない事件と、魔術でさえ操れない人の心。
粗野な三文記者と優雅な魔術師が出会うとき、運命の歯車が回り出す。
※毎週土曜更新予定