あらすじ

吾輩はミミックである。 古びた迷宮で宝箱のふりをしながら、冒険者を待って暮らしている。 だが近頃の冒険者は、宝箱を見るなり棒でつつくわ、石を投げるわで実に無粋だ。 空腹と退屈に耐えていた吾輩の前に現れたのは、貧乏で弱くて、やたらと独り言の多い若い冒険者だった。 食べるつもりだった。 そのはずなのに、なぜか吾輩は、今日も彼の愚痴を聞いている。 人を食うはずの魔物と、うだつの上がらない冒険者。 返事のない会話から始まる、やさしくて少しほろ苦いダンジョン短編。

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小説を読もう2026/03/21
  • 現在の作品吾輩はミミックである