あらすじ

いじめをしたことがないと言うのは、嘘をついたことがないと言うに等しい。 公立学校での「いじめ加害」が進学や就職に考慮されるようになった203X年の日本。 母は日本人、父はクルド人の高校1年生の海福ブレイド玲奈は幼いころから「黒豚」「外来種」と嗤われ、いじめや差別に遭うも、それらは人間の動物的本能による必要悪で甘受すべきものと割り切り乗り越えてきた。 中学時代に県内で不法滞在のクルド人男性が二人の若い女性を強姦し殺害した容疑により拘留された。裁判の結果、クルド人男性は無罪を勝ち取り帰国するも現地で罪を「自白」した。クルド人男性の裁判を支援する団体の代表を父に持つ同級生の女子がいじめや世間の中傷を苦に校舎の屋上から飛び降り意識不明の重体となった。 この事件は彼女の高校生活に暗い影を落とし続け、やがて彼女も同級生の悪夢の一部だった「罪」を償わなければならなくなるのだった。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/03/21
  • 現在の作品いじめて、いじめられて。「いじめの時効」について