あらすじ

私は、存在しない。 名前を教えても、すぐに忘れられる。 話しかけても、いつも初対面。 それでも―― 彼女だけは、なぜか私を覚えてる。 存在強度100。 世界に刻まれた天才、ルビア。 存在強度0。 誰にも覚えられない、私、ユウ。 噛み合うはずのない私たちが、 同じ学校で、同じ時間を過ごしている。 しかし誰も気づかない。 “何かが消えている”ことに。 人が、街が、歴史が。 まるで最初から存在しなかったみたいに。 その原因を、私は知っている。 純白の鱗。 血のような紅い瞳。 世界の外側にいる存在――白龍。 それを視ることができるのは、私だけ。 だから。 これはきっと―― 誰にも知られないまま終わる、戦いになる。 それでもいい。 たとえ忘れられても。 たとえ存在しなくても。 ――彼女が、幸せでいられるなら。

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カクヨム
カクヨム2026/03/21
  • 現在の作品存在強度0の私と、忘れられた世界の記憶