あらすじ

ある日の放課後。 同じクラスでありながら、ほとんど話したことのない男子――木藤尊に呼び止められた西森多香子。 どこか落ち着かない様子で、まるで待ち伏せでもしていたかのような彼の態度に、多香子はこれまでの経験から、 (もしかして……告白?) という結論にたどり着く。 しかし、教室で二人きりになった彼の口から飛び出したのは、 「えっとさ、西森さんって『神様』って信じてる?」 「……はい?」 予想の大きく斜め上。まさかの宗教じみた一言。 当然のように顔を引き攣らせる多香子。 そんな彼女に淡々と説明される、 『セックスしないと死ぬ病気って知ってる?』 『俺、エッチなことをしないとこの世界から消えちゃうんだよね』 そこそこクセの強い性癖持ちしか読まないような、エ○本のストーリーのような何か。 (あっ、この人○○○○だ……) 完全にヤベェ奴認定された同級生からどうやって逃げ出そうかと思案する多香子であったが、差し出された尊の手――第二関節から先が『消えている』指先を目の当たりにしてしまい状況は一変。 続けて彼が語りはじめた、 『人違いで天罰に巻き込まれた』 『異世界で神様として働いていた』 『そして、天界を追放されて人間界に戻ってきた』 という驚愕の内容。 そして―― 『神としての力を取り戻すには『愛欲のエネルギー』が必要』 というあいかわらずのセクハラ。 「ちょっと何を言ってるのかわからないんですけど!? ていうか神様とエッチなことの関連性っ!!」 混乱する多香子に、尊は真顔で言い放つ。 「いやほら。だって俺、『愛(欲)』の神様――っていうか、こんな説明してる間に手首まで消えてきてるんだけど。 委員長、人助けならぬ神助けだと思って一肌脱いで?」 「それって一肌脱ぐが本当の意味で脱がされるやつですよね!?」

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小説を読もう2026/03/21
  • 現在の作品悪戯(できごころ)で神界を追放された『愛(欲)』の神様、死ぬのは嫌なのでラブコメ始めました。