あらすじ

プレシール侯爵家が次女、ミラキア・プレシールは幼い頃からとある夢を見ていた。 それは彼女の住む世界とは違う世界を生きる誰かの人生……その追体験だった。見る人が見れば人生の変わるような経験だけれど、ミラキアはただ楽しい夢が見れて嬉しい程度の事しか思わなかった。 記憶に振り回される事も、人格が変わるような事もなく健全に育った彼女だったが、ただ一点、夢の中で見た〝魔法少女〟という存在に惹かれ、憧れ、こう思ってしまった。 『魔法のあるこの世界なら私も魔法少女になれるのでは?』、と。 そう考えた彼女は魔法の研究、研鑽に勤しみ、ついに辿り着いてしまった。 幸か不幸か、規格外な魔法の才能に恵まれてしまった彼女は大人だろうと薙ぎ倒せる力を得てしまい、それを使って夜な夜な悪を成敗し続ける。 そうしていつの間にか王都を騒がせる義賊として名を馳せる彼女は巷でこう呼ばれる事になった。 ――――〝白銀の魔法令嬢〟と。 倒すべき巨悪も、確固とした正義もなく、ただ憧れと妄想を魔法によって再現してしまった偽物……それが彼女の生み出した魔法少女の正体だった。 このお話は力を持ってしまった天才少女が矜持を以って理想を演じる喜劇でもあり、自分勝手な正義を振りかざす英雄譚。 そして、一人の少女が才能にものを言わせて憧れを叶える物語……否、究極の推し活だ。

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小説を読もう2026/03/21
  • 現在の作品魔法令嬢マギアシルビィ〜理想の魔法少女を演じる天才令嬢の矜持〜