あらすじ
魔族討伐特務騎士団長――
氷の聖騎士と呼ばれるゼルヴァン・ファッツェル。
冷酷無比と噂される彼には、
誰にも知られていない過去があった。
それは、八歳の夜に失った
――初恋の先生。
二十年後。
王都での任務中、彼はひとりの女性と出会う。
血に濡れ、倒れていたその女性は、
かつての面影を残したままの先生だった。
二十年の時を経ても変わらぬ姿のまま、
まるで初対面のように彼女は名乗った。
止まったままの時間と、
前に進むしかなかった時間。
そして、抑えきれない想い。
これは、二十年越しの初恋を、
手放さないと決めた男の物語。