あらすじ
「お父様、あなたが殺した『天災』は、今あなたの腕の中にいます――」
帝国歴1216年。麗らかな春の陽気の中、救国の英雄・エセルリード公爵は、病弱な愛娘を愛おしげに抱きしめていた。
だが、その腕の中で産声を上げたのは、10年前に公爵自身が心臓を撃ち抜いたはずの仇敵――「天災の魔女」シャーロット・ラヴィアンジュだった。
魔力ゼロ、体力ゼロ。あるのは、かつて世界を震撼させた「天災の記憶」だけ。
目覚めた世界は、魔術師が感情を奪われ、帝国の「便利な道具」として管理される、歪んだ平和に支配されていた。
守るべきは、仮初の平和か。それとも、奈落の底で虐げられたかつての同胞か。
無力な12歳の少女の体で、かつての魔女は決意する。
「さあ、革命を始めましょう」
「天災の魔女」×「薄幸の令嬢」が織りなす、因縁と逆襲の重厚ダークファンタジー、開幕。