あらすじ
「みなさん、落ち着いて聞いてください――」
お茶の間を震撼させた臨時ニュース。
日本の絶対的アイドル、竹中望(たけなか のぞむ)がライブのアンコール中に突如宇宙船に攫われた。
犯人は『信仰管理局』と名乗る組織。
「えぇと、簡単に説明するとね、僕たちはこの宇宙に存在する神々のバランスを保つ役割を担ってるんだ」
ぱっちりとした単眼がキュートなサクリと、かっちりした黒スーツのヨシダ。
まるで取調室のような無機質な部屋の窓からは、地球が見えている。
「望くん。きみはね、すこーしだけ神様から目を付けられてしまったんだ」
彼らが望に告げたのは、思いもしなかった事実。
その人気さ故に、望はファンからの厚い信仰を受け、神に匹敵する力を持ってしまっているという。
信仰管理局はそれを正すために、望を地球から攫ったのだ。
混乱する望に、信仰管理局は選択を迫る。
「神々のパワーバランスを保つため、世界から君の記憶を抜き取る。もしくは、いっそのこと君が神になってしまうか」
決断に与えられた期限は、一週間。
望はぼんやりと窓の外に広がる地球を眺めながら、過去を振り返る。
他人からの無関心の恐怖、母親との思い出、幼い日の記憶――。
それら全てが、アイドル“竹中望”を形取っていた。
望が下した決断は、忘れられること。
しかし、とある条件を信仰管理局に突きつける。
「最後に、ライブをさせてください。正真正銘の、僕のラストライブです。……観客は、この宇宙全て」
どっちを選んでも、いつかは必ず忘れられてしまう。
それなら、絶対に忘れない記憶を自分自身に刻み込む。
そうして何とか開催が決まったラストライブ。
全宇宙を巻き込んで、着々と準備は進んでいく。
絶対的アイドル、竹中望の“忘却”へ向けたラストライブが今幕を開ける。
※本作品の執筆にあたり、AIを補助的に利用しています(感想の取得および表現の推敲補助)。
構想・プロット・本文の執筆はすべて自作です。