あらすじ

平凡な高校生だった僕は鬱ゲー世界のモブに転生してしまった。  自分が転生したゲームである『終末の聖女』の結末は最悪だ。  出てくるヒロインは必ず死ぬか壊れるか、世界はどのルートでも破滅へ向かう。主人公はバットエンドを止められない。  そんな運命を変えるため、僕は生まれ持った「死に戻り」の能力を使い、何度も何度もやり直してヒロインたちを救ってきた。  ───救えている、はずだったのだ。  だが、ある日、彼女たちの様子がおかしいことに気づく。 「ねえ……どうして、あなたはそんなに未来を知ってるの?」 「昨日……私、あなたに見捨てられる夢を見たの」  何度も自分が死んでいたはずの記憶。  別の人生での出来事。  勝手に僕が残らないと思っていた記憶は、ヒロインたちの中にもうっすら残っていたのだ。  ありうべからず己の記憶。  殺された記憶、見捨てられた記憶、幾度も記憶を抱えた彼女たちは、次第に壊れていく───僕が気づいたのは、とうに壊れた後だった。

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カクヨム
カクヨム2026/03/21
  • 現在の作品鬱ゲーの世界で死に戻りを使ってヒロインたちを救っていたら、なぜか彼女たちにも前の記憶がうっすら残っていて全員病んじゃった件