あらすじ

近未来、人型マシンの格闘競技『BU-ROADバトル』が世界を熱狂させていた。 巨大企業アスマエレクトニックによるマシンの軍事兵器転用計画に反旗を翻し、技術者の矜持を守るため独立した紫雲蓮也は、家電ベンチャー『紫雲電機』を設立。 独自のヒーター技術や高圧コンプレッサーを戦闘に応用した異色の機体『烈風猛竜』を開発し、巨大利権の渦巻く戦場へ挑む。 紫雲電機の切り札は、謎の覆面ファイター『シュハリ』。 その正体は、かつてアスマの非道な訓練施設で「生体部品」として育てられた少年・神谷颯。 颯は最強の老ファイター・藤宮不屈に師事し、不屈の死後、その遺志と「不屈の不屈」という精神を継承していた。 物語序盤のシュハリは、不屈の娘・藤宮ルミが颯の復帰まで影武者を務めていたが、大会本番で『真のシュハリ』である颯へと魂のバトンが渡される。 舞台は、開発者・龍博士が仕掛けた全特許権争奪トーナメント「黄龍祭」へ。 紫雲電機は家電技術を応用した『氷満象』や『風圧掌』といった奇策。 そして、颯が受け継いだ『藤宮不屈流』の技を武器に、並み居る強豪や復讐に燃える宿敵を撃破していく。 決勝戦、颯の前に立ちはだかるのはアスマの絶対王者・黒澤大吾。 師の名誉を背負い『最強』に固執する大吾に対し、颯は紫雲電機の仲間たちが託した機体改修と、不屈から継承した『水流れの構え』で応戦。 個の強さを超え、皆の想いを乗せた一撃が大吾の迷いを打ち破り、激闘を制する。 決着後、龍博士の正体が人道支援医師・飛鳥馬将であったことが判明。 全てはBU-ROADを『命を救う道具』にするための仕掛けだった。紫雲電機はアスマと提携し、技術を医療用マシンへと昇華させる。 颯は仲間たちの想いを胸に、争いの道具を『救済の手』へと変えるため、再び世界へと旅立つのであった。

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カクヨム
カクヨム2026/03/21
  • 現在の作品烈風は継がれ、猛龍は吼える