あらすじ

私の名前はリーゼロッテ。一応、公爵令嬢。 それがなんで吹雪の崖下に突き落とされているのかというと、婚約者の王太子に「無能なバグ」扱いされて追放されたから。 理由は簡単。私のスキルが戦闘向きじゃない『物質構造の最適化(メンテナンス)』なんて地味なものだったから。 聖剣だの聖魔法だのチートスキルが揃っている他の令嬢たちに比べれば、確かに見劣りするかもしれないけどさ。 でも、ネット小説を読み漁っていた前世の私からすれば、王太子の言い分はツッコミどころ満載だった。 「国民のためにこの聖剣(これ)を振るうのだ!」とか言いつつ、マントは宝石ジャラジャラ。肝心の聖剣は手入れ不足でボロボロ。 諸々を総合して判断した結果、これはあかんタイプのブラック国家だという結論に至った。 ここにいてもロクな扱いはされないし、最悪、過労死レベルの保守点検を押し付けられるのがオチだ。 「……よし。ここは今すぐドロップアウトした方がいいわね」 というわけで、有り難く追放された(セルフ追放)のが今に至るというわけ。 幸い、落下地点には巨大な『鉄の塊(アイアン)』が転がっていた。 「ゴゴッ?(……拾ってくれるの?)」 「ええ、いい素材ですわ。まずはこの錆びついた関節、に注油《グリスアップ》して差し上げますわね」 伝説の守護神を勝手にメンテして、動くマイホームに大改造。 綿毛兎のプフと一緒に、美味しいご飯と温かいお風呂をDIYする自由な生活が始まった。 王都の方は魔導具がぶっ壊れて大パニックらしいけど、マニュアルも読まない人たちのことは知りません。 こっちは伝説のゴーレムと、のんびり異世界を構造改革中なんだから。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/03/21
  • 現在の作品追放された工作令嬢、巨大ゴーレムの背中で最高のモフモフ村を作ります〜今さら戻れと言われても、私とこの子は仲間以外お断りです。移動要塞でのんびり快適サバイバル〜