あらすじ

持ち株会社グループの会長、松本は、死の淵に瀕していた。彼の用命は、鍛冶の息子、翔太へのものだった。 半世紀を超える過去の世界から来たタケルと出会い、彼の頼みで、足の悪い未来のため、地域のテニス大会に出場することになった。 躍進は続き、ついに翔太達は決勝に進む。相手は、昼の休憩に訪ねてきた男エドガーと息子のアシュレイ。エドガーは、全米選手権出場の実力者であった。試合が始まると、エドガーの破壊力のあるショットと忠実なアシュレイのプレーに全く歯が立たない。加えて、好調で散漫になったタケルとこれまでの激闘で精彩を欠く翔太は、一気に3ゲームを連取される。あと1ゲームと完全に窮地に立たされた翔太達。そこでタケルが一か八かの作戦を言い出した。翔太を前衛に専念させ、自分が全コートをカバーするというものである。 そして、賭けに出たタケルのトップスピンロブとショートクロスのパスが決まるとアシュレイは動揺し、萎縮してしまう。自分より身体の小さな同世代の少年達が、個性的で斬新なプレーを思い切り繰り広げる姿に、指導者の父を目標として忠実に努力している今の自分が、はたして正しいのか、疑問の念を抱くようになる。やがて、アシュレイの迷いながらのプレーをカバーし続けるエドガーが翔太達に対応しきれなくなり、スコアが並ぶ。 決着をつける最後のゲーム。それも、エドガーのサービスゲームである。今まで封印していたのか、強烈なフラットサーブを繰り出し、攻撃の主導権を取りに来る。タケルは真っ向勝負にでたが、ラケットを折ってしまう。そして翔太もストローク戦に挑む。もう日没で辺りは暗くなり、街灯や住宅の明かりを使ってプレーを続行となった。そのためか、エドガーのショットの精度が落ち、対して翔太達の驚異的な運動能力で、形勢は互角となった。そして最後は、劇的な決着を迎える。 最後までお付き合い頂きありがとうございました。次作「魂の旋律」(ヒューマンドラマ)を連載中ですので、よろしくお願いいたします。

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エブリスタ
エブリスタ2019/12/25
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