あらすじ
一代で大企業を築き上げたトップ経営者。
彼が目を覚ました先は、剣と魔法の異世界――の、最も貧しいスラム街にある孤児院だった。
新しい名前は『グレイブ』。年齢は七歳。
資産ゼロ、信用ゼロ、人脈ゼロ。おまけに文字すら読めない。
神から与えられた特別な魔法やチートスキルなど一切ない、最底辺からのスタートだ。
「条件が過酷であればあるほど、利益を最大化したときのリターンは大きい」
過酷な環境を前にしても、彼の経営者としての牙は折れてはいなかった。
彼にあるのは、現代社会の経済競争を勝ち抜いたビジネスノウハウのみ。
「まずはこの世界に『株式』の概念を作るところからはじめよう」
大商人や強欲な貴族たちが支配する未熟な異世界経済に、現代の洗練された資本主義システムを持ち込み、市場そのものを飲み込んでいくグレイブ。
これは、たった一人の幼い孤児が、現代経営知識を武器に異世界経済を裏から牛耳り成り上がっていく物語。