あらすじ

放課後の突然の夕立で傘を持っていなかった文芸部の瀬川咲に、クラスメイトの桐島悠が自分の傘を差し出す。「俺は走る」とだけ言い残して雨の中へ駆け出す桐島。咲は彼の傘の下で不思議な温かさを感じる。 翌朝、傘を丁寧にハンカチで包んで返した咲に、桐島は「今日も夕方、雨だって。一緒に帰れば傘ひとつで済む」とぶっきらぼうに告げる。耳を赤くしながら「そうだね」と席に戻る咲——窓の外はまだ青空だったが、放課後が待ち遠しくてたまらなかった。 続編では、桐島が本当に待っていたことが明かされ、さらに彼が文化祭の文芸部の冊子で咲の作品をこっそり読んでいたことが判明。傘をまた預けながら「明日も読ませろ」と言い残して走り去る桐島に、咲は「帰ったら、彼に読んでほしいものを書こう」と心に決める。

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カクヨム
カクヨム2026/03/20
  • 現在の作品傘、ひとつだけ