あらすじ
「おじさんの作った世界、あたしが『正解』にしてあげる」
世界最大のVR戦国MMO『天下・零(ゼロ)』。
そこは、大手企業が運営する巨大ギルドが土地と資源を独占し、弱小プレイヤーが搾取される「クソゲー」と化していた。
開発者でありながら会社をリストラされ、ゲーム内でも居場所を失っていた中年男・日高満(ミツヒデ)は、ある夜、謎のJKギャル・輝良(キラ)に出合う。
彼女の正体は、システムと過剰同期し、第六天魔王・織田信長のカリスマと戦略眼を宿した「魔王の器」だった。
「おじさん、うちで天下獲るよ。是非に及ばず!」
輝良の圧倒的な「カリスマ」と、満が持つ元開発者ならではの「知識」。
社会から弾き出された二人はタッグを組み、重課金武装のエリート集団や、腐敗した宗教ギルドを次々と粉砕していく。
だが、快進撃を続ける二人に、システムからの無慈悲な警告が届く。
『警告:歴史再現プロセスを開始。ミツヒデによる「本能寺の変」イベントを準備中』
輝良が天下に近づくほど、彼女の人格はシステム(魔王)に侵食され、満には「裏切り」の宿命が強制される。
抗えぬ運命。現実世界での肉体の限界。
これは、社会から不要とされた二人が、定められたバッドエンド(本能寺)を覆すために戦う、愛と反逆の物語。