あらすじ
広大な砂漠に突如として姿を現した、黒曜石のようにそびえ立つ巨大な古代遺跡「星のゆりかご」。
歴史の真実を追究する若き考古学者レオンと、古代魔導具の復元を専門とする天才魔法技師アイラは、王都の学者サロンへ映像をリアルタイム配信しながら、前人未到の遺跡探索へと足を踏み入れる。
重力が歪む回廊、失われた魔法の結晶、無機質な巨像の番人。
数々の罠を潜り抜けた彼らが最深部で目の当たりにしたのは、神の創造という神話を根底から覆す、古代人による壮大な「星の環境改造」の記録だった。
しかし、真実に触れた代償として、遺跡の中枢である「創世の炉」が防衛機構の誤作動によって暴走を始めてしまう。
このままでは星の環境が崩壊し、世界は再び混沌の死の世界へと逆戻りしてしまう。
迫り来る灼熱と魔力の嵐の中、二人は互いの知識と命を懸け、世界の崩壊を止める決死の作戦に挑む。
果たして彼らは世界を救い、歴史の真実を持ち帰ることができるのか。
圧倒的なスケールで描かれる、謎解きと絆の古代遺跡探索ファンタジー。
【登場人物紹介】
◆レオン
二十八歳の若き考古学者であり、歴史の真実を追及することに生涯を捧げる探求者。
過酷な環境での発掘作業に耐えうる強靭な肉体と、失われた古代言語を読み解く卓越した頭脳を併せ持つ。
常に冷静で観察眼に優れ、未知の事象に直面しても恐怖より知的好奇心が勝る。
相棒のアイラとは言葉を交わさずとも互いの意図を理解し合えるほどの深い信頼関係を築いており、彼女の技術を誰よりも高く評価している。
◆アイラ
二十四歳の天才魔法技師であり、古代の魔導具を現代の技術で復元・改造する専門家。
彼女が独自に開発した魔導通信機は、遠隔地へリアルタイムで映像と音声を届ける画期的な発明である。
小柄な体格ながらも、未知の遺跡に同行して最前線で技術的支援を行う勇敢さを持つ。
レオンの知識と直感に絶大な信頼を寄せており、彼が道を切り開くための最大の助力者として常に傍らに立つ。