あらすじ
才能は、生まれた瞬間に決まる。
――はずだった。
学園に通う少女モナは、将来を約束された“才能持ち”になる予定だった。
けれど、卒業試験の日。
彼女の魔法は――なぜか“消えた”。
発動しないのではない。
綺麗さっぱり、跡形もなく。
存在ごと。
後に判明したのは、「魔力消滅」という謎の才能。
魔法を無効化するどころか、触れた魔力そのものを消し去る異質な力。
その危険性に周囲はざわめくが――
「つまり……すごく希少ってことだよね?」
当の本人は、どこまでも前向きだった。
これは、自分を“選ばれし存在”だと信じて疑わない中二病少女が、
知らないうちに、世界の“前提”を壊していく物語。