あらすじ

二十二歳のフリーター、原田可奈(はらだかな)は、ある日突然異世界に召喚された。 召喚の儀で「魔力ゼロ」と判定された彼女を待っていたのは、傲慢な王子による訳の分からない展開だった。 「お前との婚約は破棄だ! 無能な女など我が国には必要ない。泥を啜って野垂れ死ね!」 ボロボロの靴一足と僅かな路銀だけを投げつけられ、城を追い出された可奈。 だが、王子たちは知らなかった。彼女が現代日本で、あらゆる局面を想定した総合格闘技(MMA)のプロ選手であったことを。 そして魔力を持たない代わりに『自分より格上の対戦相手と戦うなら、その相手と自分の全ステータスを同じにする』という、対強者戦における絶対無敵の権能――スキル『平等』を宿していることを。 「魔力が全て? そんなの、あたしの拳には関係ないわ」 軽々と複数人の野盗を沈め、騎士団が束になっても勝てなかったドラゴンを素手で殴り殺す。武器も防具も「魔力がない」せいで装備できないが、鍛え上げた肉体一つあれば十分。 一方、可奈を追放した王宮では彼女が片手間で倒したドラゴンの牙がギルドに持ち込まれたことで大騒ぎになった。 手のひらを返した王子は、自らの非を棚に上げて叫ぶ。 「あの女は国の所有物だ! すぐに連れ戻してこい!」 王子の命を受け、氷の騎士シグリッドは彼女を追うことになる。だが再会した可奈の戦闘力は、すでに一国の騎士団が手に負えるレベルを超えていた。 魔力を拒絶する「無能」の拳。魔力に選ばれた「最強」の剣。 相容れないはずの二人が、戦場という名のリングで背中を預け合う。 王子の身勝手な執着を蹴り飛ばし、彼女は騎士の手を取るのか、それともその胸ぐらを掴むのか。 不平等な世界で紡がれる、拳と恋の無双譚。 【この小説について】 ・格闘技術×チートスキルで、強敵を物理的に粉砕します。 ・ざまぁ要素あり。王家側は後で勝手に焦り始めます。 ・恋愛要素は、最強騎士様が振り回されるところからじわじわ入る予定です。

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小説を読もう2026/03/15
  • 現在の作品異世界召喚されて王太子の婚約者になるはずが「無能の役立たず」と婚約破棄されたので、最強騎士様を振り回しながら冒険者になります。――実は私、魔力は無いけど相手と同じ強さになれる規格外スキル持ちなんです。