あらすじ
「この身も、この剣も。すべては貴方の未来のために――」
アルビオン王国の至宝、大将軍セレスティーナ・フォン・アストライア 。
白銀の鎧に身を包み、「銀閃の戦乙女」と称えられる彼女は、その絶世の美貌と武勲から、民衆にとって敬愛と憧憬の象徴だった 。
だが、孤高の頂に立つ彼女がその身を捧げていたのは、祖国への名誉や忠誠ではない 。
亡き兄から託された唯一の希望――養子アレクシスを護り抜くという、あまりに切実な愛着だけだった 。
しかし、運命は非情なまでの残酷さで彼女を襲う 。
祖国の無惨な敗北、そして信頼していた部下たちの冷酷な裏切り 。
囚われの身となった彼女の前に突きつけられたのは、愛するアレクシスへの容赦ない拷問だった 。
「なんでもします……お願い、その子だけは……っ!」
白銀の鎧が砕け散る音は、果たしてどのように鳴り響くのか――。