あらすじ
『コンプライアンス違反を通報した人間が正しい手順によって追い詰められている』
分析屋・椿屋蓮未のもとに、とある病院から奇妙な依頼が舞い込んだ。
通報者保護のために走る手順が、なぜか通報者を壊していく。
光や喧騒、人の感情にあてられやすい蓮未は、相棒・竜華経一郎と共に、“正しい手順”に空いた穴を暴く。
登場人物
・椿屋蓮未(つばきやはすみ)
柔和な雰囲気を漂わせるリサーチャーの青年。「第三情報分析室」に所属。嘱託職員として所属する竜華経一郎と共に警察案件の調査を請け負っている。
ミルクティーブラウンのボブウルフ、ゆったりとしたワイシャツとワイドパンツ、グレーのチェスターコートを着ており肌を晒す事が苦手。
皮肉屋で論理的な思考をしており、自身を「暗号機」と比喩する。
・竜華経一郎(りゅうげきょういちろう)
奔放な性格をした口の悪い中性的な青年。荒事や交渉が得意で面倒見が良い。
現在はフリーの請負人であり、分析室では嘱託職員として蓮未の業務サポート全般を担っている。
黒く切り落とされたようなボブカットに眼鏡を掛け、黒いテックウェアとジャージを組み合わせたラフな服装をしている。
・城戸城(きどぐすく)
公安部総務課内特別事案調整室所属の係員。
口がよく回りコミュニケーションに長けている健康優良児の女性。
体力もありコミュ力もあるため常に激務に晒されており、第三情報分析室との窓口を担当している一人でもある。
・那賀倉絵馬(なかくらえま)
公安部総務課内特別事案調整室所属の係員。
城戸の上長であり、カネを何より重んじるリアリスト。
経一郎とは古い付き合いらしく、賞与や手当のために率先して調整室の仕事を引き受けている。