あらすじ

商の国は富み、民は豊かで、兵は強い。その国を、不思議そうな目で眺めている二人の王がいた。工(こう)の国の王と農(のう)の国の王あった。 工(こう)の国は、職人の街であった。馬具職人、農具職人、工具職人、刀鍛冶などが軒を連ねていた。船大工もいた。 酒造業もいた。機を織る女工も多い。 老若男女が何の不足も無く暮らす工の国は、貧しくはなかった。工の民は製品を作って暮らすだけで充分だった。が、豊かでもなかった。 出来あがった製品は、商の国の商人達が片っ端から買いつけ、商の国へ持って行って、10倍の値段をつけて売りさばく。 「10倍とは……魔法じゃ」 工の国の王は、どうすれば商の国のように富めるか知りたかった。王は、軍師に尋ねた。 「どうすればよい?」

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小説を読もう2026/03/20
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