あらすじ
三毛猫ミーのクリスマス、この物語の中には、有名な作品を彷彿とさせる名ゼリフやキャラクターが登場します。
どういう基準で選んだかというと、単純に、筆者の好みで選びました(笑)
好きな作品やキャラクターにオマージュを捧げ、本歌取りのように、ダブルパロディにさせて頂きました。
まず、水戸黄門の御老公と、助さんと、格さんが登場しました。格さんの「控えい!この紋所が目に入らぬか」という決まり文句を知らない日本人はいないといっていいでしょう。
その水戸黄門役の、ローコー大統領にはモデルが実在します。
十数年前から、私財をはたいて捨て猫を拾ってきては動物病院へ連れて行き、元気になってから里親に出している方で、本業とは別のアルバイトで月間十数万円の活動費を捻出しています。
たかが猫好き程度で出来ることではありません。本業以外の全ての時間を、捨て猫の保護に充てています。
そんな彼に敬意を払い、重要な役まわりのモデルにさせて頂きました。彼は、まさか自分がモデルにされているとは夢にも思っていないでしょうけどね(笑)
そして、白猫ジョーは、名作アニメ『明日のジョー』
ボス猫ダーは、仁侠映画の金字塔『仁義なき戦い』で広能(ひろのう)親分を演じた名優の菅原文太さん。この物語を書く前月の十一月に帰らぬ人となりました。その追悼の意を込め、物語の風情に不釣合いとは思いましたが、敢えて交戦シーンを山場にして、その中心的な役割に設定しました。
ボス猫ダーの台詞は、ほぼ『仁義なき戦い』の中で実際に使われた台詞そのままです。物語の会話の中に、映画の台詞を組み込むのは苦労しましたが、お陰で楽しく書き進めることができました。
三毛猫ミーは、筆者が飼っていた猫の名前です。十二月に、十三年と半年の天寿を全うしたので、同じ十二月のクリスマスを舞台に書きました。
おてんばで、勝気で、やんちゃな猫でしたが、その面影を、物語の中に反映させることで、十年後、あるいは二十年後に読み返してみて、
「ああ、そんな猫がいたっけなあ。そんな物語を、書いたっけなあ」
と、筆者自身の記念碑にもなると思い、現在の自分に発揮できる全力を尽くしてストーリーを考え、小説風に初めて書き起しました。
書き始め当初は、処女作のビジネス書『あなたが会社の利益を殺す犯人だ』に挿入した短編小説のように短く仕上げるつもりでしたが、書いている最中に三毛猫ミーとの思い出が走馬灯のように脳裏を駆け巡り、書き終わってみると、中編にしては長く、長編にしては短い、中長編になってしまいました。