あらすじ

俺は、幼なじみの天才女優の背中を追いかけていた。  彼女の名前は、羽田朝香。  テレビに映る彼女は完璧で、誰もが憧れる存在だ。  そんな朝香は、なぜか俺にだけ厳しかった。「まだまだね」「次、期待してるから」という言葉を、俺は何度も朝香から浴びせられていた。  でもきっと、それは朝香が俺に期待してくれている証拠。  小学生のときに告白して、「演技で勝ったら付き合ってあげる」と言われた。  だから俺にだって、彼女と肩を並べるチャンスはあるはず。  と思っていたが現実は厳しかった。  出演したドラマの主題歌〝ぼくんち冒険たい〟を歌い、大ヒット。    歌ばかりが求められて、演技の仕事は減っていった。  母親は金に狂い、家庭が崩壊したことで父親は俺を罵った。  そして、俺の役者人生は、あっけなく終わりを迎えた。  だから俺は、芸能界を去ることにした。もう二度と、演技の世界には戻らない。  そして高校入学初日、普通の生活を始めようとしたのだが―― 「翼が演技の世界に戻ってくるのを、ずっと待ってたの」  なぜか、朝香は俺が復帰すると信じていて……? 「み゛」  俺がもう芸能界に戻らないと告げたら、朝香は絶命寸前のセミのような声を出した。 ※ざまぁ、曇らせ要素はそこまで露骨ではありませんので、ご了承ください。

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カクヨム
カクヨム2026/03/19
  • 現在の作品とにかく曇る天才女優の幼馴染!(旧題:天才子役の幼馴染に勝てなかったので、分相応に生きていこうと思います)