あらすじ

中学二年生・三条蒼(さんじょうあおい)は、親が共働きで一人きりの夜を過ごす、影の薄い陰キャだった。 夕飯を買いに行ったコンビニの帰り道―― 何の前触れもなく、トラックに轢かれて死ぬ。 目を覚ました先にあったのは、アニメでよく見る神々しい場所。 しかし蒼はスキルも、加護も、使命も与えられず、完全に無視されたまま異世界へと放り出される。 次に意識を取り戻した時、彼が立っていたのは果てしない砂漠だった。 水もなく、目的もなく、何をすればいいかわからないの状況。 そんな中、目の前に倒れている13〜14歳ほどの少女を見つける。 蒼は、死ぬ直前にコンビニで買った水と食料を彼女に分け与える。 それだけだった。 だが少女は目を覚ますと、平然とこう名乗った。 ――自分は“五大魔王”の一人だと。 力も知識もない中学生と、正体不明の魔王少女。 蒼は彼女の言葉を信じきれないまま、それでも一人で砂漠を彷徨うよりはマシだと、共に旅をすることを選ぶ。 能力を与えられなかった転生者。 選ばれなかった少年。 そして、なぜか砂漠に倒れている魔王。 これは、チートも英雄譚も存在しない世界で、 現実を見ながら生き延びようとする少年の異世界漂流記である。

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小説を読もう2026/03/19
  • 現在の作品能力ゼロで異世界に放り出されたので、現実を見て生き延びます