あらすじ
2004年8月15日、匿名掲示板に立てられた一本のスレッド。
そこでは「20年後の2024年に流行っているアニメジャンル」を巡り、名もなきオタクたちが熱い議論を交わしていた 。
ロボットものやセカイ系の時代の終焉が囁かれる中、彼らが口にしたのは、当時は「ありえない」と一蹴された突飛な妄想の数々だった。
「美少女が部活でお茶を飲んでいるだけの日常系」 「普通の高校生が異世界へ行ってチート能力で無双する物語」 「文章のような長いタイトルのアニメ」 「声優が表舞台で歌って踊るアイドルアニメ」 技術の進歩についても、CGアニメの主流化や、画面をコメントが流れる動画配信システムの出現など、現代の視聴スタイルを驚くほど正確に予見する書き込みが続く 。一方で、当時は「日陰者」だったオタクたちが未来に抱いた、切実な期待と不安。「20年後の俺たちはハゲていないか?」「オタクは市民権を得ているのか?」
激しい罵り合いとユーモアの中に、未来(いま)を生きる私たちへのメッセージが隠されている、奇跡のようなタイムカプセル・ログ。