あらすじ
借金七億五千万。十九歳、ユキの人生は詰んだ。
父親が作った五千万の借金を肩代わりされ、中華系マフィア『黒龍会』で働くことになって数ヶ月。
そして今日もやらかした。極上の麻薬をドブに落とした。追加借金、二億。
「だーいじな金塊だから、カケラひとつも落としちゃダメダヨ?」
にこにこ笑いながら脅してくるのは、
黒龍会総帥・閻凱(イェン・カイ)。
底が見えない男。年齢不詳。
胡散臭い言葉遣いで、何を考えているのかまったくわからない。
なのに――なぜか、私を見捨てない。
臓器を売る覚悟はできてる。でも純潔が先に持っていかれそうな予感がするのは、なぜだろう。
そして私を追う、特殊警察の影。
七億五千万。返せる気が、まったくしない。