あらすじ
三年前、妹は死んだ。
俺を庇って。
その日を、俺はこの先の人生すべてを含めて「最悪の記憶」だと断定した。
それでも生きるしかない。
妹の分まで、生きなければならない――そう思い込んで。
だがある日、目を覚ますと俺はーー
太陽が二つ昇る異世界に立っていた。
そこで出会ったのは、
銃を操る少女と、歌で世界を変える少女。
二人と共に、俺は元の世界に戻るため戦う――はずだった。
だが。
この世界はどこかおかしい。
感情が世界を侵し、
運命を握る悪魔は嗤い、
そして――
「おにいちゃん」
忘れていたはずの声が、再び俺を呼んだ。
これは、最悪を断定した者と、
ーー最悪に抗い続けた者の物語。