あらすじ

「彼女はまだ若い。寛容になれ」そう言って義妹ばかり庇う王太子に婚約破棄された私は、翌日から王宮の非公式業務を全部止めて席を降りました。すると帳簿も外交順も式次第も一気に崩れ、今さら呼び戻しに来てももう遅い。婚約者としてではなく、王宮の骨組みを支えていた一人として価値が露呈した結果、今度は王宮監査局が私個人へ正式な席を用意してきます。静かに降りただけのはずが、失って困るのは向こうの方だったようです。付属品ではなく私自身へ差し出された席なら、今度は条件付きで受けて差し上げます。補助線だと思って切り捨てた相手が、実は骨組みそのものだったと知るのは、少し遅すぎましたね。見えない仕事で支えていた令嬢が、自分の名で席を得る逆転譚です。ようやく私は、誰かの付属品ではなくなります。

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小説を読もう2026/03/19
  • 現在の作品「お前との婚約は解消する」と義妹を選んだ王太子から離れたら、今度は私個人へ王宮監査局から声がかかりました