あらすじ
【ビーンズ小説大賞向けに具体的なラストまであらすじ紹介しております】
【作者ページ内「【初稿】同名タイトル」から閑話・第二部と続きがあります】
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現代でアイドルを推すことに情熱を注いでいた女子大生・佐伯晴歌は、「竜の聖女」として異世界に召喚される。
しかし、第二王子ウィリオット、現国王からも明確な“竜の聖女”としての仕事は下されず、聖女の力は目覚めないまま。失意のなか、それでも希望を探し続ける晴歌。そして、薄明竜と言葉を交わし始めたことで、世界が広がっていく。国の音楽に触れ、アイドルオタクとして「音楽」への想いを再認識することで、薄明竜との魔法の契約を交わす。そして、光魔法を発露させる。そうして、音楽と魔法をかけ合わせることで、大好きなライブステージの夢を描き始めた。
留学から帰国した第一王子アレクシウスは、夜の庭で独り練習する晴歌の魔法演出に魅了され、自ら主催する演奏会への協力を依頼。晴歌は魔法演出家として宮廷楽団と共演し、初舞台を成功させる。アレクシウスは晴歌に惹かれ「愛称」で呼ぶよう迫るが、それに嫉妬した薄明竜は真名を明かして隠れた独占欲を示す。
一方、晴歌の革新的な演出は楽団内に「伝統派」との対立を生む。晴歌は音楽を通じたセッションで団員を和解させるが、その裏では、晴歌の力を疎む第二王子ウィリオットによる巨大な陰謀が動き出していた。
「竜の聖女」お披露目式典の当日、ウィリオットの策により晴歌は誘拐される。絶望の中、真の絆を結んだシグリードが囚われの身を破り、人型となって晴歌を救出。二人は式典会場へと駆け込む。晴歌はこれまでの葛藤と情熱のすべてを込め、前代未聞の「魔法演出ライブ」を決行。極彩色の光と旋律が本物の風を巻き起こし、観客を熱狂の渦に巻き込む。
式典後、アレクシウスとの舞踏会を経て、晴歌は月明かりの下でシグリードと再会する。――あなたに出会えて、本当によかった。独りぼっちだった晴歌が、音楽の祝福ともに手にいれた世界だった。