あらすじ
世界で俺だけが【システム】持ち。
だが俺は、ただのプレイヤーじゃない。
他人をゲームプレイヤーにして、NPCとしてクエストを配る側だ。
つまり、何ができるのか?
素材が足りない?採集任務をばら撒けば、勝手に山ほど集まってくる。
亜空間の化け物どもが地球に入り込んできた?ちょうどいい。全体任務を配って、みんなで経験値稼ぎだ。
危険?死亡率が高い?いやいや、何を言ってる。
ゲームプレイヤーなんだから、死んだら復活してまたやればいい。
一回死んだくらいで終わるなら、そんなのゲームとして成立してないだろ。
そしていずれ、俺が自分の国を持てば話はもっと早い。
経済を回すのも、民生を立て直すのも、工業を育てるのも、軍を整えるのも、外交を動かすのも、研究を進めるのも、戦争をやるのも、全部プレイヤーに任せればいい。
政治家、官僚、軍人、科学者、技術者、商人、経営者――必要な人材は、各分野から使えるやつだけ選んでプレイヤーにする。
しかも俺には、忠誠度が見える。誰が信用できて、誰が腐っていて、誰が裏切るのか、最初から分かる。
だから、裏切り者も腐敗官僚も、最初から陣営に入れなければいいだけだ。
そして何より、俺にしか払えない報酬がある。
力も、寿命も、スキルも、さらには真理へ近づく機会すら、この世界では金や権力では手に入らない。
でも俺は、それをクエスト報酬として差し出せる。
だからこそ、プレイヤーたちは報酬欲しさに自分から働き、そのうえ機会を与えてもらえたことに感謝までしてくる。
俺はそいつらを使って成果も経験値も回収し、その経験値でスキルを買い、能力を伸ばし、自分だけどんどん強くなりながら世界を広げていけばいい。
これは、世界で俺だけが【システム】を持つ男が、選んだプレイヤーたちと一緒に愛と平和に満ちた新世界を作り、やがては地球の80億人すらゲームプレイヤーにしていく物語だ。