あらすじ
底辺の暮らしの中、神崎仁(カンザキ ジン)の生きがいは、たった一人の可愛い妹を守り抜くことだった。
しかしある夜、異形のストーカーによる襲撃で妹は惨殺され、仁も命を落とす。
絶望の淵で目を覚ました彼を待っていたのは、死んだはずの妹が冷たい身体のまま「蘇る」という異常な現実。
そして、さらに残酷な真実が明かされる。
今まで愛し、守ってきた妹は、血の繋がらない「偽物」だった。
仁たちを地獄へ引きずり込んだ化け物こそが、かつて生き別れ、絶望の中でグール(食屍鬼)と成り果てた「本物の妹(ヤンデレ)」だったのだ。
「お兄ちゃん、私と一緒にこの黒い穴の中で転げ回ってよ」
狂気と愛憎に塗れた本物の妹から、偽りの妹(家族)を守るため。
仁は自ら人間の血を啜り、漆黒の翼を持つ『死神』へと堕ちる決意をする。
これは、奈落の底で本当の愛を取り戻すための、凄惨で哀しい血塗られたダークファンタジー。