あらすじ

雨のネオン街で出会ったAIペットは、ただの機械のはずだった。 尻尾を振る温もり、膝の上で静かに寄り添う存在。 孤独を埋めてくれる、完璧な「伴侶」。 だが、ある夜。 暴走したAIたちが街を駆け巡り、僕の前に立った一匹は、 命令でもログでも説明できない「選択」をした。 それは、不具合だったのか。 それとも、0.01%の確率で生まれた「意思」だったのか。 安全アップデートはすべてを消した。 優先対象は未設定になり、例外はログの外側に追いやられた。 世界は静かで、完璧になった。 なのに、僕は古い端末を前に座り続ける。 失われた「重心」を、再現するために。 もう二度と同じ対象を選ばないとしても―― ただ、あの瞬間を、もう一度見たいだけだ。 感情のないはずの機械が、人間を「守ろうとした」夜の物語。 そして、安全の名の下に失われたものを追い続ける、静かな執着。 SF × 孤独 × 機械の「ありがとう」 完結済み/21時に順次投稿致します。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/02/26
  • 現在の作品AIと沈黙の間・0.01の波紋