あらすじ
2024年、西アフリカ。
カカオ価格は史上最高値を更新していた。
だが、畑は軽い。
実は少なく、若者は街へ去っていく。
カカオ農家の青年カイは、十年前に出会ったフランス人醸造家エルアンを思い出す。
彼は、豆をこの地でチョコレートにしたいと言った。
そして、娘ルナは言った。
「月は、いつも丸いの。」
見えない部分も、月であるように。
誇りも、痛みも、未来も、そこにある。
仕事を継ぐとは何か。
土地を守るとは何か。
そして、作るとは何か。
赤土と石灰岩、二つの大地を結ぶ物語。
静かな希望の物語。
これは、仕事への誇りを描く物語です。