あらすじ
旅人ノアが辿り着いた「巨木の街」で目撃したのは、神聖なる巨木の死――真っ黒な炭化だった。
逃亡する少女エレーナを救ったノアは、やがて大陸を揺るがす「千年の呪縛」を知ることになる。
かつて、一人の男を救うために少女が捧げた禁忌の術。
それは、血を分けた「器」へ魂を移し替え、永遠を強いる『魂の継承』。
少女の純粋な願いは、千年の時を経て、軍事国家を統べる狂王の執念へと成り果てていた。
一方、南西より進軍する武王ロロ。暗躍する策略家レノ。
三つの覇道が交差する戦火の中、ノアはエレーナと共に、呪われた因縁を断ち切るべく国都グラディアスへと向かう。
人々の記憶を糧に生きてきた少女が、最後に選ぶ「記憶」とは――。
【主要人物】
• ノア:大陸を旅する青年。訪れた「オル・アストラ」で巨木の異変を目撃し、エレーナと出会うことで、世界の理を揺るがす戦いに巻き込まれていく。
• エレーナ:巨木の魂が具現化した少女。ある「救済」のために自らの身体を捨て、千年の呪縛を解くために逃亡する。
• レノ(マキナス):ロハス連合王国の策略家。ネグロディアの不穏な動きを察知し、ノアたちを保護(捕縛)するが、その正体には大きな秘密が……。
• ロロ:南西の小国を三大勢力へと押し上げた「武王」。圧倒的なカリスマで、打倒ネグロディアの連合を率いる。
• ヘレダール:北の軍事国家ネグロディアを統べる狂王。千年前、ある少女の手によって「魂の継承」を行い、永遠を生き続けている。