あらすじ
「俺たちがあいつらに本当の遊びを教えてやる。さあ、復讐(あそび)の時間だ」
地図にも載っていない、山奥の古びた神社。
そこは、居場所を失った六人の子供たちにとって、唯一の楽園だった。
「シスター、一緒に遊ぼう!」
「二人だけじゃできないよ!」
そんな、どこにでもある幸せな日々は、雅な笛の音と共に崩れ去る。
「憂きふしに。また鬼界ヶ島の。秋の風。吹きくるる。身の行く末や。いかならん。」
そこに現れたのは痩せた姿の男だった。気づいた時には、シスターは無慈悲にも切り裂かれていた。
「君たちは見逃してあげよう。本当の遊びを知らないからね」
愛する人を奪われ、絶望の底に取り残された子供たち。
しかし、彼らの瞳から光は消えていなかった。
手に握るのは、シスターの形見である刀と、かつて笑い合った「遊び」の記憶。
あやとり、おはじき、だるまさんがころんだ……。
無垢な遊戯は、大人たちを屠るための凶悪な異能【遊戯呪法(ゆうぎじゅほう)】へと変質する。
これは、神様に捨てられた六人が、高慢な「正義」に本当の絶望を教えるための物語。