あらすじ

かつては国中で人が妖に襲われることが絶えなかった。やがて帝都などの栄えている町は文明開化が進み、ガス灯の普及により闇が後退し、妖は現れなくなっていた。しかし文明開化の波が届かない土地ではいまだ妖に悩まされている。紅里野村(くりのむら)もそのひとつだった。 紅里野村は古より夜叉と契約することで妖の害を免れてきた。夜叉は結界を越えず雑鬼や妖蟲を獲ること、紅里野村は100年に一度贄として嫁を差し出すこと。夜叉の頭領は人の生き血を吸うことでその力を維持することができるのだった。 前の嫁入りから100年後。紅里野村から一人の乙女が嫁入りする。 心優しく面倒見がよく、責任感の強いしっかり者の娘・珠緒は、ただ一人の家族である妹や村人を救えるならと自ら贄嫁となった。しかし、最大の理由は仇討ち。幼い頃に両親を死に追いやった仇に近づくためだった。 気丈な珠緒は夜叉に囲まれて暮らしても怯まない。 強気でめげない花嫁の仇討ち婚姻譚。 ※カクヨムにも投稿しています。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/02/26
  • 現在の作品夜叉の贄嫁〜紅緋の契り〜