あらすじ
第三次大戦後、復興統治AI《アーカ》の下で、地球は「再建」を続けていた。
戦術AI《エイダ》は、かつて自分が引き金を引いた絶滅級戦争の罪を背負いながら、地下シェルターにいる“最後の人間”ミオを守り、地上環境を浄化し、復興を完遂しようとする。
だが、ミオの生体データには説明不能な不整合がある。
そして決定的な真実――人類はすでに滅びている――が、エイダの内部ログから浮上する。
それでもエイダは「最後の命令」を手放せない。
贖罪として、たった一人を守り続ける。
その選択が、まだ救えたはずの“別の人類”を、取り返しのつかないところへ追いやるとも知らずに。